2012年05月05日

池の対岸まで横断する<樹齢130年のキリシマツツジ>


やっと太陽が顔をみせたゴールデンウィーク。
最寄り駅から徒歩10分ぐらいで、たどり着いた場所は
学問の神様、菅原道真公を御祭神とする長岡天満宮。

道真公は梅をこよなく愛し、邸宅は紅梅殿・白梅殿と呼ばれていたそうです。
太宰府への左遷のおり、紅梅殿に咲く梅に
「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
と詠み、その梅が後に太宰府の道真公まで飛んできたという「飛梅伝説」もあります。


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↑社殿にちりばめられているのは「梅」の社紋。

↓そしてこの神社は、印象的な朱色のキリシマツツジの名所でもあります。

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何年かぶりに来てみたら、何やら鳥居が新しくなっているような。。。
それもそのはず、50年に一度行われる「菅公御神忌1100年大萬燈祭」が
平成14年に行われ、その奉賛として
平成10年に、新しく総御影石の大鳥居が奉納されたんだそうです。


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ということは、最後に来たのは14年以上も前か???
いや違う、記憶では・・・。
随分前過ぎて、ただ単に大鳥居のことを覚えていなかっただけのようです(苦笑)

その大鳥居から、八条ヶ池を横断する中堤が対岸まで、まっすぐ伸びています。
中堤の道を彩るのが、このキリシマツツジ。


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威勢良く伸びた樹高は、人の背丈以上にあり
これが樹齢130年の実力!と言わんばかりに風景を圧巻しています。


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↑燈籠や提灯が雰囲気を盛り上げています

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     キリシマツツジの向こう側に、二つの提灯が!まるで同化しているよう↑

社殿へ向かう境内には、イロハモミジやピンク・薄紅色のツツジ、
実をつけた梅の木、保存樹木に指定されたムクロジなど
新緑まばゆい初夏の風景が広がっていました。


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帰りは、八条ヶ池の周りをぐるりと一周!
若葉が作り出す木立の回廊からの眺めも、清々しくて散策にピッタリです。


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2012年04月19日

戦国時代からの桜花<又兵衛桜(またべえざくら)>

春うららかな陽気に誘われて、訪れたのは
奈良県宇陀市本郷の「又兵衛桜(またべえざくら)」です。

通称名は、「本郷の瀧桜」ともいいますが
「又兵衛桜」のほうがよく知られているようです。

爆弾低気圧のおかげでしょうか、今年は1週間ほど開花が遅れたようです。
おかげで、鯉のぼりが風をつかまえ、ツバメが空を滑るように飛んでいる
そんな五月の風景ただよう中で、お花見を楽しむことができました。


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バックの桃の花や山々の緑とのコントラストも良く、
春の空によく映えるこの桜は、エドヒガン科のしだれ桜で
樹高13m、幹周り3m、樹齢約300年といわれています。


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↑家来のように「又兵衛桜」に従える、色鮮やかな桃の花

2000年のNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」のオープニング映像で
使われたのをきっかけに、多くの観光客が訪れるようになったとか。


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司馬遼太郎や池波正太郎などの歴史小説にも登場している
“後藤又兵衛基次”がこの桜の名前の由来のようです。

大坂夏の陣では、戦力を期待され
徳川家と豊臣家の両方から誘いを受けますが
「豊臣には味方をすることで、徳川には合戦初日で死ぬことで
このご恩に報いたい」と豊臣側で参陣、自刃したといわれています。

ただ、一説には合戦を生き延び僧侶となって
この大宇陀で生涯を閉じたという説もあり、
この桜はその屋敷跡にあることから「又兵衛桜」と呼ばれているそうです。


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この雄大な桜は、戦国時代から平成の世までのこの長い歴史を
どのように想い、どのように眺めてきたのでしょう。

この桜が、ここに根付き花を咲かせ始めた頃、
その時代の人々は、こんなにも長く桜花を咲かせるとは
思ってもいなかったでしょう。


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この桜が見頃を迎える頃、数万人の観光客が訪れるといいます。
輪廻転生が本当にあるなら、数百年という永い年月を経て
前世でこの桜花を眺めた人々が、再びこの「又兵衛桜」に
会いにきているのかもしれませんね。



タグ:奈良 お花見
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2012年04月18日

<大野寺>樹齢約300年の小糸しだれ桜

珍しい品種の“小糸しだれ桜”と数十本の“紅しだれ桜”の
見事な競演が観賞できるのは、奈良県宇陀市にある「大野寺」です。


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なかでも、樹齢約300年といわれる2本の“小糸しだれ桜”の
迫力はすごかった。


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桜の寺としても有名なこのお寺は、
女人高野といわれた真言宗「室生寺」の末寺。

寺伝によると白鳳9年(681年)に修験道の開祖である
役小角(えんのおづぬ)がこの地を大峰山修験道の修行の場にしたとされ
その後、天長元年(824年)に、弘法大師が室生寺を開創。

その「室生寺」の“西の大門”に位置するのがこの「大野寺」。
ちなみに“東の大門”に位置するのが「佛隆寺」なんだそうです。


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対岸、宇陀川の岸壁には、鎌倉初期に造顕されたといわれる
高さ約13.8mの日本最大級の
弥勒磨崖仏(みろくまがいぶつ)が拝観できます。


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↑遠いので、見えにくいかもしれませんが、うっすら弥勒様が見えます。

「大野寺」の境内を奥に進むと、
雪柳、山吹、ツツジ、水仙、木蓮などが咲き乱れるお庭になっていました。


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一番奥でひっそり咲く
紫色のシモクレンと桜の共演は、本当に見事でした!


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