2012年08月01日

源平合戦の古戦場「屋島」へ!


香川県高松市屋島東町の「屋島」山頂には
四国八十八ヶ所霊場の「屋島寺」をはじめ
「新屋島水族館」や瀬戸内海の絶景が楽しめる展望台の
「獅子の霊巌」、「屋島城跡」、「談古嶺」などがあります。


四国八十八ヶ所霊場の「屋島寺」についてはコチラ
↑クリックすると「屋島寺」のブログが開きますよ!

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↑屋島から見た瀬戸内海の風景(岡山県方面)

屋島は、源平合戦「屋島檀ノ浦の戦い」で、よく知られています。

檀ノ浦の戦いと言うと、平家が滅亡した
「壇ノ浦の戦い(現:山口県下関市)」と間違われそうですが
屋島の「檀ノ浦」は、木偏のダンで
下関の「壇ノ浦」は、土偏のダンとなり漢字が違います。

それぞれ異なる戦いなので、混乱されないように。
といっても私も最初は、混乱したんですが・・・(苦笑)


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↑屋島から見た瀬戸内海の風景(瀬戸大橋方面)


ここで少し、源平合戦の内容を確認しておきましょう!

平安時代の末期、後白河法皇の皇子以仁王の挙兵をきっかけに
各地で平清盛が率いる平家への反乱が起こります。
これが、治承・寿永の乱(1180年〜1185年)です。



1181年 反平氏勢力が活発化する中、平清盛が病死

1183年 5月
 倶利伽羅峠の戦いで、平氏軍が源義仲に大敗


1183年 7月
 源義仲に敗れた平氏は、安徳天皇(清盛の孫)と三種の神器を奉じ、
 都から落ちのび、讃岐の国(現:香川県)屋島に本拠地を移します。


1184年 3月
 平氏は京奪還にむけ、巻き返しをはかりますが
 一ノ谷の戦い(現:兵庫県神戸市)で、
 源義経らの鵯越の逆落としにあい総崩れ、屋島へ引き上げます。

 源範頼、源義経 VS 平知盛(清盛の四男)、平忠度(清盛の異母弟)
 この戦いで、平重衡(清盛の五男)が源氏に捕らえられてしまいます。
 源氏は、屋島の平宗盛(清盛の三男)に、
 三種の神器と重衡との交換をもちかけるが、宗盛はこれを拒否。

1185年 2月
 屋島檀ノ浦の戦いで平氏は破れ、西(壇ノ浦)へ落ちのびます。
 源義経 VS 平宗盛(清盛の三男)

1185年 3月
 壇ノ浦の戦い(現:山口県下関市)で、平氏が滅亡。
 源範頼、源義経 VS 平宗盛(清盛の三男)、平知盛(清盛の四男)


ちなみに、平重盛(清盛の長男)、基盛(清盛の次男)は、
清盛より先に死去しています。

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↑「談古嶺」から源平屋島古戦場が一望できます。

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↑史跡の場所を示した看板があって、照らし合わせながら
 その眺望が楽しめます。

とても広大なパノラマ風景だったので、
ブログのピクセル(掲載幅)内に収まらないため
3分割にしてご紹介いたします。

写真に加工をするのは好きではないのですが
風景だけでは、分かりにくいため
この辺りだろうと思われる場所に印を入れました。


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↑ ↑
印 「弓流し跡」
 源義経が平家の船から繰り出される熊手に引っかけられ
 弓を海へ落としてしまいます。
 「お捨てください」と制止するの家来の声も聞かず
 敵と戦いながら、海の波間に漂う弓を拾い上げます。

 「一張の弓と大将軍の命といずれが大事か」と声を荒げる家来に
 「叔父為朝の強弓なら敵に拾われても構わないが、
 源氏の大将がこのような弱弓を持っていると知れたなら、名を汚すことになる」
 と言ったそうです。

 弓を引くには、腕力がいるそうです。
 腕力のなかった義経の弓は、弱めに張ってあったと思われます。
 源氏の誇りを重んじた行為ではありますが、
 大将が、こんな弱弓を持っていると知れると、平家をつけあがらせてしまう。
 そういった思いもあったかもしれません。

印 「駒立岩」
 誰もが知っている源平合戦の名場面。
 屋島檀ノ浦の戦いの時、弓の名手・那須与一が
 平家の船先に掲げられた扇を射抜いた場所だと言われています。

 馬(駒)に乗って海に入り扇を射抜いたのですが
 その時、体勢を安定させるために海中の岩に馬を
 立たせたそうです。

印 「祈り岩」
 那須与一が、扇を射抜くよう命ぜられたとき
 「南無八幡大菩薩、我が国の神は、日光権現・・・(中略)
 どうぞ、あの扇の真ん中を射当てさせてくださいませ。(後略)」
 と、一心に祈った岩があるそうです。


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↑ ↑
印 「相引川」
 源平両軍が激闘を繰り広げた末、
 勝負つかず共に引き分けたことからこの名がついたそうです。

印 「庵治石(あじいし)採石場」
 源平合戦とは関係ないのですが・・・。
 香川県の庵治町・牟礼町にまたがる八栗五剣山の山麓で
 採石される「庵治石」は、主に燈籠・石彫・墓石などに用いられています。

 日本三大花崗岩の一つとしても知られ、
 今では、世界でも花崗岩のダイヤと呼ばれて高く評価されている石材。

 20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチも、この「庵治石」に魅せられ
 五剣山と屋島の間に、アトリエと住居を構え20年余りの間
 この地で、制作に励んでいたそうです。


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↑ ↑
印 「安徳天皇社」
 一ノ谷の戦いで大敗し屋島に逃げ帰った平氏(平宗盛)が
 軍司に命じて造営した幼帝・安徳天皇の仮の皇居跡。
 安徳天皇の死後、この地を霊所として祀っています。

印 「船隠し」
 源平合戦時、平家は源氏の軍船が海上から攻めてくると思い
 この入り江(突きだした半島の向こう側)に、
 平家の軍船を隠していたところから、この名があります。

一ノ谷の戦いでは、断崖から馬で奇襲(鵯越の逆落とし)され
屋島檀ノ浦の戦いでは、海から襲って来ると思っていた孤島(※)の屋島を
陸から攻められています。

平氏からすれば、どちらの場合も
来るはずがないと、思い込んでいた場所から攻められ
源氏の意表を突いた戦略が勝利しています。

※現在の屋島は、江戸時代の開拓で陸続きになっていますが
 それまでは、その名の通り島でした。

 当時、自然の要塞のような屋島は平氏にとって絶好の陣地でした。
 島だっため源氏は海から攻めてくると思っていたのです。

 源義経は、地元の者から潮が引くと牛で屋島に渡ると聞き
 その時を待って、陸から攻めたのです。

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↑屋島寺の近くには「瑠璃宝池(血の池)」と呼ばれる池があります。

案内看板によるとこの池は、
弘法大師空海が屋島寺伽藍草創のおり
「遍照金剛三密行所 当都率尺 内院管門」と書き、
宝珠と共に納め、その周りに池を掘ったとあります。
その宝珠を、龍神が奪いに来ると伝えられていることから
瑠璃宝池と呼ばれるようになった。

とあり、その続きに

源平合戦の時に、源義経をはじめ源氏の兵が
血のついた刀等を洗い、池の水を真っ赤に染めたことから
血の池とも呼ばれています。
とも書かれていました。


DSCF8380.JPG
↑獅子の霊巌(れいがん)と呼ばれる展望台からの眺め(高松駅方面)

入り江の辺りに緑が生い茂る場所がありますが
そこが、高松城跡にできた玉藻公園です。

屋島寺は、その高松城の鬼門封じの寺として
藩主より代々庇護されてきました。

また、ここ獅子の霊巌で出来るのが「かわら投げ」です。
源平合戦で勝った源氏が
陣笠を投げて勝ちどきをあげたことに由来するそうです。

直径2〜3cmほどの丸く平たい素焼きのかわらけを
陣笠にみたて、開運厄除け・家内安全など自身の願いを込めて
海にむかって投げるんだそうです。


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悠々とした伸びやかな風景が、とても気持ち良かった!!
そのまま、右へ目をやると瀬戸内海の大海原が見えます。

でも、なにやら天候があやしい・・・。

さっきまで、良い天気だったのですが
少し風がでてきて、降っているのかどうか分からないくらいの
小さな雨粒がパラパラと頬にあたります。


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↑天気の境目だ!!

目の前に広がっているのは
どうやら、天気の境目のようです。

左半分は、晴れ間が出ていますが
右半分は、暗雲が立ちこめ小雨が降っています。

感動です!!
風が強まり、雨が本降りにならないかと心配しながらも
初めて見る光景に、思わずシャッターをきりました!!

もしや、龍神が雨雲を引き連れて宝珠を奪いに来たのでは・・・、なんてね。

この展望台に立って数分後の出来事だったので
タイミングの良さにビックリ。
自然現象さん、見せてくれてありがとう。


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↑天気の境目、暗雲を越えた右方向の風景

幸い、ゲリラ豪雨に合うこともなく
ほどなくして、暗雲もどこかへ行ってしまい晴天に戻りました。


DSCF8416.JPG

こんなに気持ちの良い風景をみると
本当に、環境汚染が進んでいるのかと思ってしまいます。

平氏の船を運んだ風と海、源氏の騎馬が駈けた野山や浜、
約830年前、平清盛や源義経が生きた平安時代の
雲や空・海・山は、もっと色鮮やかに、もっと活きいきと
大きな大自然に包まれていたんじゃないかと思うのです。

源平の武者たちは、生死をかけた戦いの最中
どのような想いでその風景を眺めていたのでしょうか。



タグ:香川
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