どんよりとした生憎の天気。
でも今日は、ど〜しても行くべき場所があったのです。
やってきたのは、京都市南区。
東寺(とうじ)の名称で知られる
真言宗 総本山「教王護国寺」です。
創建から約1200年、平安遷都(延歴15年・794年)とともに建立され、
唐で真言密教を学んだ"空海(弘法大師)"が
嵯峨天皇から託された寺院です。
この東寺は、1994年に世界遺産に登録されました。
↑「東寺」の南大門をくぐった正面にある「金堂」
もうすぐ、紅葉狩りの本番を迎える京都。
境内の木々も、所々で紅葉が始まっていました。

↑国宝に指定されている「五重塔」
4度の雷火にみまわれ、現在は5代目(寛永21年・1644年の完成)
今日は、母の百か日(ひゃっかにち)。
この日は、泣き叫ぶ(哭)ことを、やめる(卒)日という意味で
卒哭忌(そっこくき)とも呼ばれています。
要約すると
泣き暮らすことをやめて、これからの生活に目を向けましょう。
ということでしょうか。
言っている意味はよく分かるけれど
ここで「はい、そうですか」と
切りよく、気持ちを切り替えられるわけもなく。。。
これから幾千の歳月が経っても、大切な人の命は諦めきれないのだ。
回向供養(えこうくよう)の間、
幼い頃の思い出から最後の瞬間まで、
色んなシーンの映像が頭の中に流れ込んでくる。
あなたの魂は、今どこにいますか。
穏やかな空気に包まれて、
安らかでいてくれることを心の底から祈っています。
合掌。
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