2012年07月15日

「祇園祭」京都の夏がやってきた


2012年7月、いよいよ京都の夏が始まりました!!
そいう言わずと知れた「祇園祭」です。

街のあちらこちらから聞こえる、コンチキチンの祇園囃子が
古都の夏を一層盛り上げます。

約1ヶ月間にわたって繰り広げられる「祇園祭」は見所満載!!
今日は、宵山(7月14日〜7月16日)です。


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今では「八坂神社」の「祇園祭」として知られていますが
明治までは「祇園社」の「祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)」、
略して「祇園会(ぎおんえ)」と呼ばれ
明治維新の神仏分離によって「八坂神社」へと改称されます。

八坂神社の起こりとなる「祇園社」は、
平安時代前期の公卿であり日本史上初の関白となる
藤原基経(ふじわら もとつね)が自邸を寄進し
建立したことに始まります。


当時の正式名称は「感神院祇園社」といい「祇園」という名前は、
琵琶法師・耳なし芳一が語った「平家物語」冒頭の
「祇園精舎」に由来するとか。

  祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。
  沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
  驕れる人も久しからず、唯春の夜の夢の如し。
  猛き者もつひには滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。

また、八坂神社の本殿・東側には
「平家物語」巻六にも登場する、平清盛の養父・平忠盛ゆかりの
「忠盛燈籠」という石灯籠があります。


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↑夜18時以降、歩行者天国となった4車線の道路は、人だかりで動きがとれません。
 この日(7/15)の観光客数は、29万人だったそうです。
 ちなみに、7/14は25万人・7/16は40万人、
 宵山の3日間の観光客数は、累計94万人だそうです。


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↑この山車は<放下鉾>です。昼間と夜で、こんなに雰囲気が違います。
 昼間にみると天高く伸びる鉾の先が見え、
 夜には、灯がともった提灯が幻想的な空間を演出します。

 かつて放下鉾も長刀鉾と同様「生稚児(いきちご)」でしたが
 昭和4年以降、稚児人形になっています。
 稚児人形は、久邇宮多嘉王殿下より三光丸と命名されたそうです。


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↑この山車は<岩戸山>で、松を載せ少人数だけ乗れるようになっています。

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疫病退散を祈って行われ始めた祇園祭の山車(だし)には
「鉾」と「山」があります。
この山車が街中を巡行し、豪快な辻回しをするのが「山鉾巡行」です。

鉾とは、直径2メートル程の車輪が付き、
2階に、コンチキチンと奏でるお囃子が乗ります。
屋根には、長大な鉾(槍のような武器)があり
頭上の鉾に、疫病神が吸い込まれると信じられています。


鉾は木製で、その重さは10トン〜12トンにもなるとか。
組み立てには、代々伝えられた縄だけで組み立てる
「縄がらみ」という手法を用い、釘は1本も使わないそうです。

山とは、鉾の変わりに松の木を戴き、
山の上で出し物を演じる数人の者が乗ることはあっても、
お囃子ほどの大人数は乗っていません。
この松の木も鉾と同様、疫病神が吸い込まれるとされています。


現在の山鉾は桃山時代から江戸時代にかけて形造られたそうです。
中国、インド、ペルシャなど、シルクロードを経て持ち込まれた
タペストリーや京都の金襴・西陣織などの懸装品、
左甚五郎作などの優れた彫刻や精緻な欄縁金具などの工芸装飾品で
豪華絢爛に飾られるようになり「動く美術館」と言われています。


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山鉾は、全部で33基あるのですが
ここでは、一部の「鉾」と「山」をお見せしましょう。


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↑<蟷螂山(とうろうやま)>蟷螂とは、カマキリのこと。

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↑<蟷螂山(とうろうやま)>屋根の上にカマキリが乗るユニークな山です。
 自分の力をわきまえず、大敵に立ち向かう
 その勇猛さを賞した中国君子の故事に由来。


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↑<山伏山(やまぶしやま)>山鉾巡行の時には、松の下にご神体が鎮座します。

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↑<山伏山(やまぶしやま)>山に飾るご神体は、見ての通り山伏の人形です。
 正面の水引は、雲中の竜、青海波と麒麟を
 精緻な刺しゅうで描いた中国からもたらされた豪華なもの。


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↑<橋弁慶山(はしべんけいやま)>ご想像通り、ご神体は牛若丸と弁慶です。
 500年も前の造形で、山の中では最も古いご神体だそうです。


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↑<長刀鉾(なぎなたほこ)>山鉾巡行では、くじ取らずの1番手(先頭)。
 約11トンの巨体。巡行開始時に、しめ縄を切る生稚児(いきちご)が乗る唯一の鉾。
 鉾のてっぺんを飾るのは、三条小鍛冶宗近作の大長刀。


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↑<船鉾(ふなほこ)>船の形をした鉾ですが頭上に細長く伸びる鉾はありません。
 「日本書紀」の神功皇后の新羅出船に由来し
 船頭には「鷁(げき)」と呼ばれる想像上の瑞鳥が飾られています。
 

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↑<月鉾(つきほこ)>この鉾に関するグッズを購入すると
 観光客でも鉾の中に入ることができ、
 他の鉾でも、しばしば見受けられる光景です。


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↑<月鉾(つきほこ)>伊弉諾尊が黄泉の国から戻り、禊ぎをした際
 左目から天照大神、右目から月読尊、鼻から素戔鳴尊が生まれました。
 この鉾は、水徳の神であり夜を支配する、月読尊に由来するそうです。


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↑<菊水鉾(きくすいほこ)>謡曲「菊慈童」から着想された鉾で、
 この鉾に限り「菊水」と篆書で掘り出した額がつく。
 観音経を記した菊の葉についた露を「菊水」といい、
 その水を飲むと、不老長寿になるといわれています。


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祇園祭は、日本三大祭り、京都三大祭り、日本三大曳山祭り、日本三大山車祭り
に数えられる日本を代表する祭り。

現存する33基の山鉾のうち29基が、国の重要有形民俗文化財に指定され、
17日に行われる山鉾巡行は重要無形民俗文化財に指定、
2009年9月30日には、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。



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posted by ショコラ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社仏閣