2012年06月17日

勝運を呼ぶ神様「藤森神社」で雅楽と舞楽 


京都市伏見区(洛南)にある「藤森神社」は、
平安遷都以前から祀られている歴史ある古社で、学問・勝運と馬の神社です。

今日は、梅雨の花「あじさい祭り」に加え
「蹴鞠(けまり)」や「雅楽・舞楽」が
奉納されるということで、楽しみにやってきました。
(あじさい祭りと雅楽は、前編・後編に分けてブログ公開いたします)


後編の 藤森神社の「あじさい祭り」 ←はコチラをクリックしてね!
まずは、前編の「蹴鞠・雅楽・舞楽」をお楽しみください。

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菖蒲の節句(こどもの日)発祥の神社となるこの神社は
毎年5月5日に「藤森祭」が行われ
菖蒲は尚武に通じ、尚武は勝負に通じることから
「勝運を呼ぶ神」として信仰されています。

境内には、勝運を授ける水として「不二の水」という、
地下100mから湧き出る水があります。
地元の方はもちろん遠方からも、わざわざ汲みに来るのだそうです。


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↑「不二の水」汲みやすいように、ちゃんとジョウゴが置いてあります。
この日もおじさんがペットボトルに水を汲んでいました。

もちろん、私も勝運があがるよう願いを込めて
お水を飲ませていただきました、美味しかったです。


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 また、室町時代から走り馬が行われ、
 その後も藤森祭の「駈馬神事」として
 受け継がれていることから
 馬と神社とのかかわりも深いのだそうです。

 そのせいか、11月のお祭りには
 馬主、騎手、競馬関係者、
 競馬ファンの方々が参拝にくるそうで
 競馬の御利益スポットにも
 なっているようです。








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 いよいよ「蹴鞠」が始まります。

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↑この「蹴鞠」も立派な神事なんですよ。

「オウ」「ヤア」「アリ」と鞠の精霊の名前を
かけ声にして鞠を蹴り上げます。

その重さは約100gなんだそうです。
足の裏が見えるほど蹴り上げるのは、はしたないとされ
いかに美しく蹴り上げるかも技術の1つのようです。

和装で鞠を追う姿は凛々しくも見えます。
ラリーが続くと観客から「おお〜」と歓声が聞こえ
人だかりの中に鞠が飛んできたときは
逃げる人、鞠をキャッチしようとする人など、人それぞれ夢中になって見ていました。

そして蹴鞠のあとは、見たかった「雅楽・舞楽」が拝殿で行われます。


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↑拝殿に整列する「鳴鳳雅楽会」の方々。
藤森神社では、約80年の歴史を持つ「鳴鳳雅楽会」があり、
後継者育成に力を入れています。

今日、用いる楽器は
「笙(しょう)」「龍笛(りゅうてき)」「篳篥(ひちりき)」
「鞨鼓(かっこ)」「太鼓」の5種類のようです。


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↑「笙」です。この楽器は、吹いても吐いても音が出るので
呼吸そのものが音楽となる管楽器で、天から降り注ぐ光を表現しています。

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↑「龍笛」です。比較的高い音がでる管楽器。
天と地の間を縦横無尽に飛び回る龍を表現しています。


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↑「篳篥」です。低い音のでる管楽器。
地上にこだまする人々の声を表現しています。

この「笙」「龍笛」「篳篥」の3つは「三管」と呼ばれ
雅楽の合奏時に、なくてはならない中心的役割を担っています。
この3つが合奏することで、「天」「地」そして「天と地の間」をまとめ、
1つの宇宙を表しているといわれています。


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↑太鼓(手前の大きい打楽器)と鞨鼓(奥の小さい打楽器)
鞨鼓(かっこ)は「ヘンなカッコやな〜」とか「カッコいいね!」の
語源になったといわれています。


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↑雅楽では、あぐらをかくのが正式な座り方で「楽座(がくざ)」と呼ばれます。
手前に置かれているのが篳篥(ひちりき)です。


演奏が始まると、透き通るような清涼感に似た空間へと
一瞬でその場の雰囲気を変えてしまいます。

胸のあたりが、ほのかに温かくなり鳥肌がたつ感覚を覚えます。
生演奏を目の前で聴く迫力は、なんと心地よいことか。

私が初めて、雅楽を聴いたのは保育園の頃だったかと思います。
実家の近くにある氏神様の神社で小学校の6年間、
巫女をしていたこともあり、私にとって雅楽や御神楽は身近なものでもありました。

ここからは、雅楽の合奏にあわせて舞う「舞楽」が始まります。

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↑小学生の子供たちが舞う「童舞」。子供たちの緊張感が伝わってきます。

そして、大人の男性が「双龍」を舞います。
この舞楽は、二匹の龍がじゃれ合う様子を表すのだそうです。


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↑この「双龍」は、通常2人で舞うのだそうですが今日は1人で舞います。

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「舞楽」には、
中国・ベトナム・インド・ペルシャなどの音楽を起源とする「唐楽(とうがく)」と
朝鮮・渤海(現中国の東北地方)の音楽を起源とする「高麗楽(こまがく)」の
2種類があります。

唐楽による「舞楽」を左方(さほう)、
高麗楽による「舞楽」を右方(うほう)、
または、左舞(さまい)・右舞(うまい)と呼ばれています。

今回、行われた舞楽を上記に当てはめると
「童舞」が左舞、「双龍」が右舞になります。

ちなみに、この「右舞(うまい)」は
「上手(うまい)ことしたね〜」などの語源になったとか。
では、左舞が語源のものって・・・何?



タグ:京都
posted by ショコラ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社仏閣

2012年06月14日

王子動物園 迫力と微笑みの仲間たち

神戸市立王子動物園の白いインドクジャクに続き
その他の楽しい動物たちをご紹介します♪
(「白いインドクジャク」の文字をクリックするとブログが開きます!)

でも、たくさんの動物がいるので全部は紹介しきれないため
私がピックアップした動物たちになりますが。。。

クジャクの柵と目と鼻の先で、サーモンピンクの華やかさをアピールしているのは
フラミンゴです。この動物園では、30年連続でヒナが生まれ
日本一の繁殖実績なんだとか。


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DSCF6008.JPG 「瑠璃色の風が今にも吹いてくるのを
 待ちかまえているじゃないか」

 これは、高村光太郎が駝鳥(ダチョウ)を
 題目に書いた詩の一節。

 詩のタイトルが思い出せないのですが、
 学校で「智恵子抄」と一緒に習いました。

 その当時の私にとって「瑠璃色の風」という表現と
 動物の気持ちを代弁したような詩が
 印象的だったせいかダチョウをみると、
 なぜか、この一節が頭に浮かぶのです。

 やはりこのダチョウも、
 故郷の風を待っているのでしょうか。


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 こちらは、暑さでダレた「アカカンガルー」。
 まるで、真夏の昼間にステテコ姿で
 昼寝をしている、おじさんのようです。

 あまりのリラックスぶりに、
 クスクスと笑ってしまいました。
 お茶目ですね。










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 アカカンガルーの親子です。

 そばにいるのは、お父さんでしょうか。
 親子のスリーショットが
 撮影できるなんて、すごい!
 思わずガッツポーズ!!

 お母さんのお腹の袋から、
 子供が顔を出しています。
 可愛いすぎる♪♪


 あまりにも可愛いので、
 もう少し大きな写真でご覧ください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


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愛らしい動物だけじゃない。猛獣もいます!
このトラ、すごい迫力です。
ガラス越しだと分かっていても、ちょっと怖い。


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↑外国のお客さんが大興奮で写真を撮っています。

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岩の上から入園者を見下ろす、オスのライオンと
下から見上げるメスのライオン。


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↑メスライオンの後ろには、お客さんが・・・。
ガラス越しだけど、ドキドキする。


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↑シベリアオオヤマネコです。この写真では分かりにくいのですが
耳から長い毛が伸びています。
横切るとずっと眼で追ってきます、すごく睨まれました。


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↑ユキヒョウです。ふかふかで気持ち良さそうな毛並みです。

ここからは、3つまとめて紹介いたします。


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この他、パンダ、コアラ、鹿、ゾウ、サル、インコ、ワニ、キリン、カバなど
たくさんの動物がいます。

中学生以下は入園無料!
そのせいか、子供連れのファミリーがたくさん来ていました。
子供も片言の言葉で一生懸命、動物に話しかけていましたよ。



タグ:神戸

神戸市立王子動物園 白いクジャク


昨年の年末から、ずっと頭から離れない映像があります。

記憶が定かではないのですが
幼稚園の頃(?)か、小学校低学年の頃(?)に見て
おっかなビックリしながら、眼をキラキラさせて見たもの。

それは・・・、飾り羽を広げた「インドクジャク」の姿。

深い緑と目が覚めるようなブルー、そして特徴的なその模様、
優美な扇を広げたような姿が、チラチラと顔を覗かせます。

なぜ、そんな記憶を今思い出したのかは分からないのですが。。。


初めて見たとき、クジャクは檻の中ではなく
動物園の園内を自由に歩き回っていたので、幼かった私は
自分の背丈ぐらいあるクジャクを見て
興味があるのに、近づけず遠巻きに怖々と眺めていたのを覚えています。

あの時のように、美しく飾り羽を広げたインドクジャクが見たい!!

ということで、関西でインドクジャクを飼育している動物園を調べ
問い合わせてみると、羽を広げるのはオスがメスにする求愛行動なので
繁殖期(早春から初夏にかけて)にならないと見られないとのこと。

ということで、待つこと数ヶ月。
やってきたのは、神戸市立王子動物園!!


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入園してすぐ目の前が飼育されている檻です。
早速、飾り羽を広げているインドクジャクを発見!!
古い映像を再現したような、懐かしい気持ちです。


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↑一羽は、奥で羽を広げ、もう一羽は手前の岩の上にとまっています

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↑手前にいるメスに向かって、羽を振るわせて猛烈にアピールしているのですが
相手にされていないようで・・・。


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↑広げた飾り羽の色彩がとてもキレイです。
もっと近くで見たいのですが、柵が邪魔をしてこれ以上近づけません。
しかも、飼育内の奥の方にいるのでカメラをズームにしても、これが精一杯。
こっちまで来てくれないかなぁ〜。

と、ふっと見ると、なんと


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↑すぐそこに「白いインドクジャク」がいる!!

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↑これは、突然変異ではなくれっきとした、白いクジャクなんだそうです。

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↑とても白く優雅で透明感のある飾り羽です。

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↑羽の先端って、丸い眼のようなものと「Y」字のものがあるんですね。
通常のインドクジャクでは、背景と同化してしまい分かりにくいのですが
白いとよく分かります。


実は、このキレイな羽
繁殖期が終わるとだんだん抜け落ち、体色もメスより地味になるんだそうです。
そして、繁殖期を迎える時期が近づくと
またこの長い、飾り羽が生えてきて求愛行動をとるようになるらしい。

抜け落ちるなんて知らなかった。
一年中ずっとそのままで、求愛行動のときだけ広げて
それ以外は、すぼめたままだと思ってました。

でも、よくよく考えると長いままだと邪魔ですよね〜。
野生で生活してると、敵に襲われやすそうだし逃げにくそうだもんね。
生え替わるのは、当たり前か〜。勉強になりました。


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↑緑と色鮮やかなブルーで男性を魅了する社交的な女性と
白いドレスをまとった貴婦人のようです。(それぞれオスだけど・・・)

飾り羽が長いので、岩の上や木の上といった高いところで休むか
もしくは、地面に座り込むかのどちらかのようです。


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ちなみに、後ろ姿はこんな感じ。
キレイなドレスの裏地を見ているようです。でも愛嬌のあるお尻がかわいい。。。


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神戸市立王子動物園で見られるその他の動物たちは
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タグ:神戸