2014年11月05日

プロのカメラマンが趣味で撮影した「ミラクルムーン」

2014年11月5日(水)は、
171年ぶりの「ミラクルムーン」!!

今年は、月(ムーン)に関する天体ショーが
たくさんあった年でしたね。

9月8日 十五夜(仲秋の名月)
9月9日 スーパームーン
10月6日 十三夜
10月8日 皆既月食(赤い月・ブラッドムーン)
11月5日 ミラクルムーン(後の十三夜)

スーパームーンと皆既月食、ミラクルムーンの写真を
いつも仕事を一緒にさせていただいている
プロのカメラマンさんが送ってくれました!!

これは、かなり嬉しい♪
カメラマンさんに許可をもらい、ブログに掲載させてもらえることに!

その写真がコチラ↓  ↓  ↓


↓ 9月9日の「スーパームーン」
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「スーパームーン」とは、
月と地球の距離が短くなり、最も近づいたときに
「満月」または「新月」が重なる現象を言うそうです。

NASAによると、通常の満月に比べ、
大きさが14%、明るさが30%増して見えるそうです。

実は、2014年の「スーパームーン」は
7月12日、8月10日、9月9日と3回あったんですよ。
なかでも8月10日は、最も大きく明るく輝いていたことから
「エクストラ・スーパームーン」と呼ばれました。

次回は、2015年9月28日に観測できるようですが、
今回と同様、最高のタイミングで
「スーパームーン」が起こるのは、20年後の2034年らしいです。


↓ 10月8日の「皆既月食」赤い月・ブラッドムーン
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空のイリュージョンともいわれる「皆既月食」は、
地球と月が一直線に並び、地球の影に月が入り込み
月が欠けて見えたり、月の色が変化したりする現象のこと。

地球の影に入るため太陽の光が届かず
月が暗闇に隠れてしまって見えないのでは?と思いますが
実は、太陽から発せられる青と赤の光は、
大気の影響を受け屈折しながらも
月まで届き、ほんのりと照らすのだとか。

光の成分のうち、波長の短い青い光は大気に散乱されるため
ほとんど月まで届かず、波長の長い赤い光は散乱されにくく、
大気中を通過し月まで届くそうです。

その赤い光によって、月は赤銅色になり
赤い月・ブラッドムーンが誕生するという訳です。

ちなみに、このブラッドムーンは
皆既月食ならではの現象で、夕日が赤く染まる現象とは異なります。

日本で見られる次の皆既月食は、2015年4月4日らしいですよ。


↓ 11月5日の「ミラクルムーン(後の十三夜)」
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「ミラクルムーン」とは、
旧暦の9月に「十三夜」が2回訪れることを言います。

ご存じの通り日本では、古来より
仲秋の名月といわれる「十五夜(旧暦8月15日)」や
「十三夜(旧暦9月13日)」という月を愛でる風習があります。

余談ですが、
十五夜は、中国から日本に伝来したのに対し
十三夜は、日本独自の風習なんですよ。

通常は、この2回で終わるのですが
今年の名月は、なんと3回もあるのです。

この3回目に訪れる名月のことを
「ミラクルムーン(後の十三夜)」と呼んでいます。

旧暦の9月に「十三夜」が2回もやってくる理由。
それは、旧暦と現在の暦との調整で生じる閏月(うるうづき)によるもの。

現代、用いている暦は
太陽の動きを基にした太陽暦(1年・365日)で
月の満ち欠けを基にした旧暦の太陰暦(1年・354日)との間に
1年で11日の日数差が生じる。

この日数の差による季節のズレを調整するために、
3年に1度(11日×3年=33日)、
閏月(約1ヶ月)を追加するのです。

今年は9月のあとに、もう一度9月が挿入されたため
名月「十三夜(旧暦9月13日)」が2回やってきた!という訳です。

次の「ミラクルムーン」は、95年後の2109年というから
私たちの子孫の時代。
今回は、一生に一度見られるかどうかの
名月だったということになります。

ちなみに、閏月を挿入する太陰太陽暦は
1685年の江戸時代から使っており
現代の太陽暦に改暦したのは、明治から。
明治5年(1872年)12月3日を、
明治6年(1873年)1月1日として太陽暦を導入しています。

前回の「ミラクルムーン」は、171年前の1843年、
江戸時代後期、第12代征夷大将軍、徳川家慶の時代でした。

その当時は「ミラクルムーン」なんていう
横文字はなかったハズ。。。

江戸時代の人々もやはり「後の十三夜」といって
この月を愛でたのでしょうか。



タグ:季節
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2014年11月01日

金魚と錦鯉が水中を舞う「アートアクアリウム」in二条城

2014年12月14日(日)まで、京都の二条城で開催されている
「京都 世界遺産登録20周年記念 アートアクアリウム城」へ行ってきました。


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当日券のチケット販売は4時半から、開場は夕方5時から!
それまで、二条城の二の丸御殿と日本庭園を拝観。

二条城は、言わずと知れた「大政奉還」を行った場所で
徳川最後の将軍、徳川慶喜が住んでいたお城です。


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↑東大手門から二条城内へ向かうと唐門があります。

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↑牡丹や鶴などの彫り物と金の装飾、色鮮やかで立派な唐門です。

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↑二の丸御殿 天候がイマイチだったのが残念。。。

二の丸御殿は、建物面積3,300平方メートル、33の部屋数、800畳余りの畳、
鷹や松が描かれた襖絵は、狩野探幽(かのうたんゆう)の作と言われています。
キュッキュッと鳴く、鴬貼りの廊下や大広間など、見どころ満載!
でも、撮影禁止のため二の丸御殿内の写真はありません。あしからず・・・。

二の丸御殿のあとは、日本庭園の散策です。

現在の二条城には、
江戸時代に創られた二の丸庭園
明治時代の本丸庭園
昭和時代の清流園の3つの庭園があります。


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↑二の丸庭園は、米国の日本庭園専門誌
 『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』で
 平成17年に10位、平成18年に8位にランクインしています!

二の丸庭園は、池の中央に3つの島、4つの橋を併せ持ち、
二の丸御殿 大広間上段の間(将軍の座)
二の丸御殿 黒書院上段の間(将軍の座)
行幸御殿上段の間(天皇の座)・御亭の主に
三方向から鑑賞できるように設計されてます。


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↑本丸御殿の前には、本丸庭園が広がっている

幕末に15代将軍・徳川慶喜の住居として
本丸御殿が建てられましたが明治14年に撤去。

現在の本丸御殿は、京都御苑今出川御門内にあった
旧桂宮邸の御殿を明治26〜27年に、本丸内に移築したもののようです。

この旧桂宮御殿は、仁孝天皇の皇女和宮が
14代将軍・家茂に嫁がれる前、約1年8ヶ月にわたって
住まわれた建物だそうです。

城内をぐるりと拝観し、少し早いけれど
チケット販売開始の1時間前に「アートアクアリウム城」の
当日券売り場へ。

しばらくすると、私の後ろに続々と列ができ始め
あっという間に、長ーーーーーーーーーーーーーーーい長蛇の列に!!
列の最後尾にプラカードを持って案内をしていました。
早めに並んで正解でした、ほっ。。。

やっと入場できたものの、すでに人の山、山、山・・・。
でも、かわいい魚たちを見て、テンションアップです♪♪


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↑球体の中で、錦鯉が悠々と泳いでいます
 上部から球体をつたって水が流れていて、表面が模様のように見えます
 子どもも、興味津々な眼差しで見入っていましたよ

他にも、こんな愛らしい金魚たちが♪

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色んな種類や色の金魚がいる中で、
私のハートをわしづかみにしたのは、この子たち!!
 ↓  ↓  ↓

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そのほっぺ、ど〜したのぉ〜〜!!!

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泳ぎにあわせて、ほっぺがゆ〜らゆら。
「ほっぺに、なに入ってんの〜」と思わず
金魚に、話しかけてしまいました。
愛嬌のある顔と泳ぎに、目が釘付け。。。。離れられません(笑)

魚種は、何だろうと思いつつ
帰りにまた、この金魚をみて和んでから退場しました(笑)



タグ:京都

百か日の祈り 京都・東寺にて

曇り時々雨という
どんよりとした生憎の天気。
でも今日は、ど〜しても行くべき場所があったのです。

やってきたのは、京都市南区。
東寺(とうじ)の名称で知られる
真言宗 総本山「教王護国寺」です。

創建から約1200年、平安遷都(延歴15年・794年)とともに建立され、
唐で真言密教を学んだ"空海(弘法大師)"が
嵯峨天皇から託された寺院です。

この東寺は、1994年に世界遺産に登録されました。


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↑「東寺」の南大門をくぐった正面にある「金堂」

もうすぐ、紅葉狩りの本番を迎える京都。
境内の木々も、所々で紅葉が始まっていました。


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↑国宝に指定されている「五重塔」
 4度の雷火にみまわれ、現在は5代目(寛永21年・1644年の完成)




今日は、母の百か日(ひゃっかにち)。
この日は、泣き叫ぶ(哭)ことを、やめる(卒)日という意味で
卒哭忌(そっこくき)とも呼ばれています。

要約すると
泣き暮らすことをやめて、これからの生活に目を向けましょう。
ということでしょうか。

言っている意味はよく分かるけれど
ここで「はい、そうですか」と
切りよく、気持ちを切り替えられるわけもなく。。。

これから幾千の歳月が経っても、大切な人の命は諦めきれないのだ。

回向供養(えこうくよう)の間、
幼い頃の思い出から最後の瞬間まで、
色んなシーンの映像が頭の中に流れ込んでくる。

あなたの魂は、今どこにいますか。
穏やかな空気に包まれて、
安らかでいてくれることを心の底から祈っています。

合掌。

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